青いパパイヤの香り

久しぶり（１０年ぶりくらい？）に「青いパパイヤの香り」を観ました。



そう、１０年ぶりってことは前回はまだビデオだったのです！ということで今回は初めてのＤＶＤで。

この間、シナモンロールを作ったことを書いたとき、「かもめ食堂」の映画のように料理シーンが
出てくる映画でこの「青いパパイヤの香り」が好きだなーと思い出してたら、無性に観たくなってきて。
さっそく借りて観ることに。すると「ニューマスター版」というのが出ていて、さらに映像が美しくなった
とのこと。ますます観るのが楽しみになりました。

公開時に観たときは（武蔵野館だったかなー？）、この映画がフランス・ベトナム合作ということで
フランス好きな私は興味を持ったのですが、実際観るとそれよりも映像の美しさに心を奪われました。

そして今回あらためて観なおしてみると、思っていた以上に気持ちを揺さぶられ、
さらに好きになりました。
おいしそうな料理シーン（わきたつ湯気がなんとも！）、たびたび映し出される植物や生き物などの
色鮮やかな映像、そして何と主人公の少女のみずみずしくつややかなこと！
言葉が少ない分、そういった美しい映像や少女のしぐさや表情に魅かれるのかもしれません。
大いに五感を刺激される映画です。

お話としてはシンデレラストーリーなのですが、自分の内面からも外見からも磨きながら
好きな人を静かに心の中で想い続ける気持ち、すべてのものにやさしく何事にも一生懸命に向き合って
いればいつか想いは届く、願いは叶う、というようなメッセージをもらえたような気がします。
今回は、そのメッセージに呼ばれたのかな。

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